イベントナースはライブやフェス、スポーツ大会などのイベントで会場内に待機し、急病人や怪我人の手当てを行うのが仕事です。イベントによって仕事内容に多少の違いはあります。
例えば屋内のライブでは過呼吸の方が運ばれてきたり、夏場に開催されるライブやフェスでは熱中症や脱水症になって運ばれてきたりする方がいるのです。場合によっては、試合に出場する選手の怪我の手当てを行うこともあるでしょう。一方、急病人や怪我人が現れなければ、待機するだけで終わってしまうのもイベントナースの特徴です。
イベントでは運ばれてくる方の症状や年齢はさまざまなので、迅速かつ臨機応変な対応が求められます。その他、その場で手当てを終えて様子を見るか、それとも病院への搬送が必要かなどを決める判断力も必要です。看護に関する基礎的な知識とスキルがあれば問題なく対応できますが、ある程度の経験が求められる傾向があります。
イベントナースはイベントのみの勤務で、単発の仕事が基本です。そのため、常勤として病院や介護施設などで働いている方が、副業として行うことが少なくありません。イベントナースの求人は1年を通して安定してあるわけではなく、野外フェスやスポーツイベントであれば夏場に求人が多く見られます。また、平日よりも週末や年末年始、夏休みなどの長期休暇といった時期にイベントが開催されることが多いため、イベントナースの求人もその時期が豊富です。